パグ・ブリーダー専門情報

フレンチブルドッグ専門情報

ぺちゃっとつぶれた短い鼻、クリクリしたお目目に額のシワがなんともチャーミングな小型犬です。パグの可愛らしさにハマってしまう人は他の犬種に浮気しない方が多いと思いますが、パグの魅力は可愛いだけではありません。歴史や性格とあわせてパグを飼っている人はもちろん、これからいっしょに暮らしたい、詳しく知りたいという方の為に専門犬舎ならではの情報をお教えいたします。

パグの特徴

パグの歴史は古く、紀元前400年の東洋にその起源があると考えられています。原産国は、中国だと言われています。2000年以上前からパグに似た短頭の犬が、宮廷内で大切に飼われていました。 1500年代にはオランダの東インド会社の船乗りと共に、ヨーロッパへ渡りました。パグの人気のきっかけには、オランダのオラニエ公ウィリアム王子の命を救ったことが大きく影響しています。その後ウィリアム王子が亡くなってからもパグの人気は衰えることなく、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネなどに愛され、大切に育てられていたことが記されています。 1877年まではフォーンの毛色のみでしたが、その年からペアのブラック色も紹介されました。そして、1885年AKCに認定され今なお、パグの人気は続いています。

パグは正方形になる体形が望ましく、がっちりしていて筋肉質です。耳は前に垂れたボタン耳と、短く巻いているローズ耳があります。目は丸く、しっぽは巻いています。鼻が短いため、いびきをかいて寝る個体も少なからずいるようです。理想体重は6.3~8.1kgとされています。

JKCで認められているのは、フォーン、ブラック、シルバー、アプリコットの4色です。フォーンは、金色がかった毛色に顔や耳が黒いパグの代表的な色。日本での人気は、フォーンとブラックです。

パグの性格

陽気で愛嬌がよく穏やかな性格でとても友好的です。攻撃性も低く、人と一緒にいることが好きな犬種なので、子どもがいる家庭でも飼いやすい犬種といえます。

無駄吠えが少ないので、集合住宅での室内飼いにも向いています。人や他の犬ともフレンドリーに遊べますが、反面、ガンコでマイペースな一面もあります。しつけが厳しすぎるとすねてしまう事もあり、褒めて伸ばす方が向いているタイプです。 また、食べ物への執着心が強く、太りすぎてしまう傾向もあります。

パグの飼い方

パグは、ほかの犬種に比べて暑さにとても弱いです。夏は熱中症になりやすいのでエアコンで部屋の温度を調整するようにしましょう。 また、夏場は日中の歩かせてのお散歩は避けた方が安全です。早朝、もしくは夜中に呼吸の様子を見ながら慎重にした方が良いでしょう。もし散歩中に呼吸が荒く激しくなった場合は、すぐに涼しい場所へ移動し、冷やしたタオルや水で足の根元を冷やすなどをして体温を下げるようにして、水を飲ませるようにしてください。

毎日のお手入れとして、鼻周りのシワや口周りから胸にかけて皮膚病が発症するケースがとても多く見られます。そのため、毎日ドライシャンプーや犬用のウェットシートでシワの間を拭き、常に清潔に保ってあげることが大切です。子犬の時はラバーブラシで、成犬になったらスリッカーブラシがおススメです。

不要な毛を取り除いてあげることで血行を促し、皮膚病のケアにもなりますので、できるだけ毎日ブラッシングケアもしてあげるようにしてください。お耳も非常に汚れやすい子が多いので、こまめなお耳掃除も必要です。

プライドが高い一面があり、物覚えは早いです。いつも陽気なので伝わっているのか分かりにくい時もありますが、気付けば出来る様になっている事が多いです。諦めず根気よく教えてあげてください。 ご飯やおやつが大好きな子が多いので、適度な運動で太りすぎない様に気を付けましょう。.3~8.1kgとされています。

パグの気を付けたい病気

  • 皮膚がデリケートなので「皮膚疾患」は非常に多いです。
  • 「軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)」 口腔内の天井部(硬口蓋)から後方にのびた柔らかい部分を軟口蓋といいますが、この部分が通常よりも長いことで呼吸が妨げられておこる呼吸器系の疾患のことです。
  • 「肥満細胞腫(皮膚)」 皮膚や皮下にできる悪性腫瘍のひとつです。体の中の肥満細胞が腫瘍化し、増殖していく疾患です。
  • 「乾燥性角結膜炎」 白目が赤くなったり、ネバネバした目やにが出るのが特徴の眼疾患です。目をショボショボさせたり、こする様子が見られたら要注意です。
  • 「外耳炎」 耳の穴から鼓膜までのあいだを耳道といい、ここに炎症が起こります。細菌や真菌(カビ)などの繁殖、耳ダニなどの寄生虫、アトピーやアレルギーなどの過敏症、異物混入や腫瘍(しゅよう)などが炎症の原因となるケースがあります。

パグの魅力まとめ

しわしわでぺちゃっと潰れたお顔にずんぐりした体形。細かい事は気にせず、一心不乱に飼い主様に愛情を注いでくれます。

愛嬌たっぷりでかわいい見た目に、陽気で穏やかな性質で見ているだけで幸せな気持ちにしてくれるパグちゃんは、楽しい家族の一員になってくれるはずです。 太りすぎにだけは要注意です。

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